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小林よしのり
2016.6.26 03:55政治

共産党の主張に賛成する個所もある


日本共産党の主張が新聞に載っていたが、賛成できる点は

大いにある。

 

「消費税10%はあきらめよ」と言い、「中小企業より低い

大企業の税負担をただす」、「タックスヘイブンによる富裕層・

大企業の課税逃れをただす」と言う。

確かにタックスヘイブンをただせば、消費税は必要なくなる。

富裕層・大企業優遇を続けるなら、消費税でしか社会保障は

維持できないだろう。

タックスヘイブンをただすというのは、他の政党は言って

ないような気がする。

 

「オスプレイ1機分112億円で、保育所100か所できる」

軍事を軽く見てはならないが、保育所を作ることは、今や

国家の存亡にかかわるから賛成だ。

 

「亡国のTPPは阻止」というのもいい。

これはグローバリズムへの流れを阻止するイギリスのような

主張だ。

 

だが、憲法改正に反対なら、自衛隊は現状のままであり、

日米同盟の頸木から逃れられず、国家主権は失ったままに

なる。

国家が国家としての体をなさなければ、民主制も機能しない。

よって共産党は口当たりの良い政策だけ並べた偽善の党と

感じてしまう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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